看護師になるために

ナースパパの日常

これから看護師になりたい、看護師に興味があるような方。皆さんは看護学校がどのような場所だと想像されていますか?

看護学校はそのままですが、看護師になるための養成の場です。

看護専門知識はもちろんのこと、薬理学や生物学、心理学また微生物学などこんなことも勉強しなければいけないのか、、、と当時感じていた記憶があります。

看護専門学校に入学した場合ですが、入学時に多大なる量の教科書が手元にあり、これを3年間で頭に入れ込み、国家試験を受けなければいけないのか!!と早々に絶望したものです。

しかし、実際にはそんなことはなく、それぞれの分野専門の先生方から重要な部分のみを授業で教えていただき、実際にそれが看護実践の場で必要となり、さらにはそれぞれの看護分野において専門性を働きながら身に付けていくことになります。教科書に載っている全てのことを覚える必要はありません。

さらには、毎年2月に行われる看護師国家試験の過去問題集が毎年更新されます。実際に出た過去問を見てみると、「あれ?これ去年もその前の年も同じような問題が出ていた気がする」ということに気づきます。なぜなら、看護師になるために最低限学んでおいてくださいね、理解しておいてくださいね、という内容を試験問題として出題しているからです。普段の授業に加え、看護師国家試験過去問題集をしっかりとこなし、そこから知識を広げていけば誰でも看護師になることができます。

過去10年間の看護師国家試験合格率は87.8%~91.3%になっています。約10人中9人が看護師になることができています。そう難しいものではないんじゃないか、という印象を持つと思います。しかし、実際には看護学生さんはたくさん勉強して知識を身に付け、さらには看護実習といういくつもの難関を乗り越えていく必要があります。その難関には1人で立ち向かう必要はありません。学校での友達や実習グループで切磋琢磨、励ましあいながら乗り越えていき看護国家試験に挑む。本当に素敵で濃い時間を過ごす事でしょう。ちなみに私の学年は看護師国家試験全員合格しみんなで泣き笑いし喜ぶことができたのは一生の宝物になっています。

看護師になって働きだしてからも勉強は終わりません。むしろ、合格し臨床の場に出てからこそが看護師としての勉強スタートになります。例えば、脳神経外科・呼吸器内科・循環器内科では看護スキルとしてはまったく別の看護技術が必要になります。それぞれの分野で看護師としてのスキル・経験を身に付け成長していくことになります。

看護師は女性が多く、出産・結婚を機に離職することも多いです。また、最近ではIT関係が発達している社会ですが、医療現場では人対人であるため医師・看護師・理学療法士等必ず人材が必要になります。看護師は臨床の場で色々な人生経験をしてこられた方、生活背景を持つ方と関わり自分の人生をより豊かにしてくれます。天職であることに間違いない、そう思います。

これから何になろうか迷っておられる方は看護師も検討してみてはいかがでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました